いい家、それはタイルという選択。
なぜ、クレバリーホームはタイルなのか?
なぜ、いい家が、タイルなのか?
そこには、ひとつの物語があります。
今から数十年前、住まいの外壁は高性能ALC(※2)やサイディング(※3)が大半を占めていた当時、のちのクレバリーホーム開発メンバーとなる若手営業マンに、あるショッキングな事実が突き付けられます。
それは、定期メンテナンスの費用に悩むお客様が多くいらっしゃったことに問題意識を持ったことからはじまります。定期的な家のメンテナンスに関しては十分な説明をしていたつもりでしたが、現実は違いました。いざメンテナンスの時期がくると、ローンの負担がお子様の進学費用などと重なり家計を圧迫して、自分の大切なお客様が悩まれている姿を目にしました。自分が自信を持って販売していた家が、お客様を苦しめていたのです。
この経験から、お客様の人生にこれまで以上に向き合える家づくりの実現しようと決意しました。そして、それがクレバリーホームを高性能な「タイル貼りの住宅」を標準仕様とするきっかけとなっていきます。
快適性と安全性、そして美しい外観をいつまでも維持しながら、家計を圧迫しすぎず、教育費や家族旅行、普段の趣味など、家族のためにお金を費やすことができる。そんな本当に幸せになれる住まいづくりを実現すべく辿り着いたのがメンテナンスフリーの「タイル」という素材でした。
タイルは見た目の美しさだけでなく、メンテナンス性も優れており、これを外壁に採用する家こそが理想だと確信し、タイル貼りの家づくりがスタートしました。
その後、技術研鑽をつみ、20年以上にわたり標準仕様として提供し続けています。
※2:ALCとは、軽量で気泡が入っている特殊コンクリートの一種です。ALCを板状に成型したものは「ALCパネル」と呼ばれ、建材として高層ビルから一般の住宅まで使われています。
※3:サイディングとは、昭和40-50年代に登場した外壁材で、それまで職人さんの手仕事だった外壁づくりを、工業化=低コスト化できないかと生み出された材料です。材質、質感、デザインも豊富になっているうえに低コストかつ張り替えも手軽なので、新築時に選ばれることが多い材料です。
タイルを外壁に採用するには、タイルの重さや地震エネルギーに耐える強靭な構造が必要
クレバリーホームは、「タイル」の荷重に耐えながら、災害に負けず、かつ経済的にも優れた構造を追求し、職人の加工精度にとらわれない独自の工法(※4)を開発。産地と強度にこだわり、厳選したプレカットや高精度な金物を採用することで施工精度を高め、熟練度に関係なく誰でも同じ品質を実現。また、オリジナルのSPG構造にすることで通し柱を増やし、1階と2階を強固に一体化し、震度7以上の地震エネルギーにも耐える構造躯体(※5)を造りあげました。
さらに、6面体のモノコック構造にすることにより建物全体でエネルギーを受け止め、建物のねじれを防ぐことで大きな地震時でもゆがむことなくタイルの割れなども防ぎます。
この2つの構造のいいとこどりをした構法がクレバリーホームオリジナルの「プレミアム・ハイブリッド構法」として確立させました。
※4:2000年4月1日~2024年3月31日まで公益財団法人日本住宅・木材技術センターの木造建築合理化システムを取得。
※5:クレバリーホームでは、独立行政法人土木研究所において、阪神・淡路大震災の地震波を元にした実物大振動実験を行いました。実験では、阪神・淡路大震災の100%、150%、200%に相当する地震波をそれぞれ2回、計6回にわたって加え、主要構造部材の損傷を検証したところ、全く損傷もなく、プレミアム・ハイブリッド工法の高い耐震性が実証されました。
SPG構造とモノコック構造を組み合わせた【プレミアム・ハイブリッド構法】
【SPG構造】土台から軒まで貫く通し柱で1階と2階を強固に一体化
【モノコック構造】6面体で力を分散し、激しい揺れに抵抗
住まう人が、健康じゃなければ意味がない。
長く幸せが続く家を提供する以上、住んでいる方にも当然長く住み続けていただきたい。であれば、住まう人の健康にもこだわらなければ意味がない。
そんな考え方から、クレバリーホームでは高い断熱性能にくわえ、室内環境や空気、さらには水道水に至るまで健やかな家づくりを追求。快適性だけでなく、住まう人が家の中で、もっとも多く摂取・使用する室内の空気、水にまで徹底的にこだわりました。
それが、「幸せ」「明日」「住み家」を由縁とする「シアスミン」シリーズです。
災害の多いこの国で、 ハウスメーカーとしてお客様のためにできることを考え続ける。
東日本大震災の経験から、クレバリーホームの家づくりの考えをお伝えします。