微細穴も超高速

微細穴加工は加工屑の排出が難しく、高速での加工が不可能でした。
アステックでは独自の微細用電極ガイドを開発する事によりその問題を解決し、高パワーでの加工を実現させ、より加工速度の向上を図ります。
■ 加工事例
材 質：SUS304
深 さ：t=0.5mm
穴 径：φ0.09
加工時間：54分32秒／601穴 5.44秒／1穴

微細創成加工

電極を下に送りながら移動させることにより様々な形状の穴を開けることが可能です。
φ1.0以下の電極を使用し、微細で精密な加工を実現します。
細穴放電加工機1台で複数の加工を行うことにより、省スペース・高コストパフォーマンスに貢献します。

直径1mm 深さ1500mmの貫通 超深穴細穴放電加工機6Z1800

超深穴用細穴放電加工ユニット「6Z1800」は最大1800mmの電極を使用し、直径1mm、最大深さ1,500mmの貫通加工が出来る細穴放電加工機で、1500mmの貫通加工を実現させるための機能が数多く搭載されています。
①1500mmの貫通を実現する際に6Z1800では特殊な中間振れ止めを設置することで電極回転時の振れを抑制し安定した加工と垂直性を確保することが可能となりました。
②電極を保持する電極ガイドを特殊な物にすることにより、加工の垂直精度をより高めることを可能としています。φ1.0の1500mm貫通で垂直精度は±4mm、φ3.0の1000mm貫通であれば垂直精度±1mm以内に収めることが可能です。
③6Z1800は電極自動交換機能に対応しており、最長1800mmの電極をストッカーから自動で供給を行うことが可能であり、大型ワークの連続加工に対応出来ます。
④6Z1800は貫通加工だけでなく、止め穴加工も行うことが出来ます。深さ指定加工という機能を使用することで、例えば直径φ1.0深さ900mmの止め穴を深さ公差±2mm以内での加工を行うことができます。
⑤6Z1800はユニットタイプとしての製品であり、テーブルサイズや電極交換の本数など、対象ワークや加工内容に対して柔軟に対応できるため、様々なニーズに合わせた最適な仕様をお客様へ提案します。

6Z1800での難削材加工事例

6Z1800 は切削加工が難しい深穴加工をより深く行える加工機です。2 時間30 分ほどでSKD11 に対して直径1. 0 mm、深さ1, 000 mm の貫通加工を行うことができます。また、インコネルに対して直径9. 32 mm、深さ400 mm の穴を2 時間16 分で貫通可能であり、ステンレス、チタンのようなガンドリルが苦手とする難削材に対しても問題なく貫通することができます。被削材の高硬度化が進む現在の金属加工の市場で、細穴放電加工機による小径深穴加工は今後より活躍の場を広げることになるでしょう。

チタンの無変色加工を実現

現在開発中の新型電源では、チタン素材への加工時に起こる変色を最小限に抑えることが可能です。
①従来の電源P2-02と新型電源での加工では変色の有無が一目瞭然です。速度を重視するか、質を重視するか、お客様のニーズに合わせて全機種に組み合わせることが出来ます。
②深穴加工も得意とし、深さ150mmの64チタンにφ1.25とφ1.5の穴を、約11分で開けることも可能です。

細穴放電加工機と斜め穴加工

放電加工機の特長の一つに「非接触加工」があり、加工をする際に電極がワークに直接触れないため、ドリルが不得意とする斜め穴や球体へも容易に穴加工が可能です。A22Tは傾斜ヘッドを搭載しており、斜め穴加工を更に手軽に行えるような環境をお客様にご提案します。
①加工ヘッドを±60°まで傾けることが可能であり、ワーク自体を傾けることなく放電加工の特性を存分に生かした斜め穴加工が可能です。
②誰にでも簡単に使える操作性により、優れたコストパフォーマンスを発揮します。
③機械本体と電源部を分離し、自由な組み合わせが行えるコンパクトな設計により省スペース化を実現しました。

ユニット販売/自動部品加工装置

アステックでは、機械製品だけでなくユニット販売によるコア技術の提供を行っております。
ユニットの使用用途は多岐にわたります。
・ユニットを使用した自動部品加工機による自動化・省人化
・別の機械へ取り付け、加工工程の集約
・研究機関にて、電源を使用した研究用に使用
・古くなったボール盤に取り付け、細穴放電加工機に改造

お客様のニーズに対して、自由度の高い使用方法が可能です。
中でも、自動部品加工機は放電加工によるバリレス効果との相乗効果により、多くの量産加工工場で使用されています。
自動部品加工機は既存製品の形にとらわれず、お客様のニーズに合わせて自由に設計製作をすることが出来ます。加工物の自動供給・自動排出・加工の自動化と電極の自動交換機能をはじめとした、時間単位の連続運転が可能な機構による自動化、穴加工後に行う洗浄・検査工程を一貫で行うことが可能な機構の追加による省人化など、様々な自動機械の設計・製造が可能です。
アステックでは、ユニットを使用した自動部品加工機によるコストダウンを提案します。

様々な業界に貢献